第20回インタビュー:宮キヌヨの変化してきたこと
――今回は『変化』をテーマに色々とお話をお伺いできればと思います。まず初めに、似合うメガネ診断を初めて行った時と今とではおそらく違っていると思うのですが、何が変わりましたか? またどうして変えたのでしょうか?
一番変わったところは、「似合う」の定義のスタートが外見から内面に変化したということです。
初めは外見のイメージで「似合う」というところを一番に見ていましたが、今は内面のイメージを最初に受け取って、外見との調和をどうするのかという風に変えています。それが一番大きな変化ですね。
もっと詳しく言うと、「似合うメガネって何?」って言った時に、まず顔の形には4つのタイプがあって、この顔型の人にはこういうメガネが似合いますよと言っていたのが、似合うメガネの初めのメソッドです。
――確かに、宮さんがそんなことを言っていたのを覚えています。ですが、それからどうして内面も見ようと思ったんですか?
外見のメソッドに当てはめても、「違う」「似合っていない」という方が出てきたからです。そういう方が出てきた時に、この人はどうして似合っていないと感じるんだろうということを考えました。
あとは、似合うメガネ診断の時に、あなたの顔の形だとこういったメガネが似合いますよと言って、診断を受けられている方の前にメガネをいくつも並べるのですが、その中から選ぶことができないというかたもいらっしゃいました。

その頃にすでに勉強をしていたアドバンスカラーセラピーを取り入れてみたらどういう結果になるんだろうという発想が生まれて、取り入れてみました。
だから当初、アドバンスカラーセラピーは全員に行っていたわけではありません。この人は時間がかかりそうだし、言葉にならない何かを話しやすくするために必要かなと思った人だけに行っていました。
――初めから全員に行っていたのかと思いました
違うんですよ。
お客様が話しやすいように、会話作りのためにアドバンスカラーセラピーを入れていきました。ただ途中でアドバンスカラーセラピーを入れたほうが選び方がもっとわかりやすくなっているなとか、お客様の本音を聞けると感じたので、似合うメガネ診断の一番初めに入れることにしたんです。
実際、似合うメガネ診断を受けられる方は私自身と初めましての方が多いので、何を話していいかわからないという気持ちがあったり、初対面の私に本音を話すというのも抵抗があったりします。ですが、そこにアドバンスカラーセラピーを入れることで、お客様は話しやすくなりますし、私は受け止めやすくなるので、似合うメガネ診断にはぴったりだったんです。
――アドバンスカラーセラピーを入れてからは、どうなっていったんですか?
外見と内面の調和できていないところが、だんだんと分かるようになってきたんです。この調和できていない部分があると、ご自身で「似合わない」と思い込んでしまうんだろうなと思いますし、そもそも外見と内面にギャップがあるということでもあります。
人によっては、イメージ通りの方もいますが、外見は華やかに見えても内面は人前に出ることに抵抗があったり、人と話をするのが苦手だったりというケースもあるので、外見と内面の調和がとれたものをお出しできるようになりました。
大人の似合うメガネをしていて面白いところは、若い時に求める外見と大人になって求める外見が違うというところです。

若い時は自分の好みを選んで楽しむという気持ちが強いのですが、大人になって気持ちが落ち着くと分別が付く分、見せ方にもその人それぞれの個性が出るようになるんだなというのを感じるようになりました。
その個性を受け止めた上で、どう打ち出していきたいのかというところを考えると、内面を外見に合わせていくというのが一番喜ばれる形だなって気づいたんですよ。
――ということは、内面と外見が違う人は、自分の外見を変えたいと思っている人ということですか?
私は「整えたい」ということかなと思っています。メガネで一番多いのは、優しく見られたいと希望する人が多いんです。メガネ選びを間違っている場合、きつく見えると感じている人がすごく多いからです。
それに似合わないっていうことによって自分らしさや自信も失っているケースが非常に多いんだなって感じています。似合わないと感じているのにメガネをかけているということは、自信を持って人の前に出られる状態じゃないのに出ているということになりますよね? そんな状態では、100%の自分ではいられません。
ただ内面のことだけに目を向けていてもダメです。外見的に似合うメソッドがないと、自由自在にその人の印象を変えていくことはできません。だから、やっぱりその一個一個のステップがちゃんとあって今に至るんだなっていうのは思いますね。
――ひとつ気になったのですが、外見だけでは限度があると感じてから、アドバンスカラーセラピーを勉強し始めたんですか?
メガネとカラーは密接な関係ですからね。カラーの勉強をしてメガネに取り入れられたらいいなとは思っていましたが、アドバンスカラーセラピーをどう取り入れればいいのかを悩んでいました。そんな時に、閃いて取り入れたという経緯があります。そこがご縁になって、パーソナルカラーの先生たちと繋がり、一緒に似合うコラボをさせていただき、外見も内面も似合うメガネがブラッシュアップされていったという経緯です。
――では、似合うメガネ診断をして変わっていくお客様を見て、宮さん自身も何か変化ってありましたか?
私の場合は変化というよりも、嬉しさのほうが強くて、ますます深く勉強していきました。
似合うメガネ診断を終えて帰っていくお客様は、みなさん飛び跳ねているように見えるんです。実際は飛んでいないんですけど、背中が嬉しいという風に見えると、私も明日も頑張ろうって思います。

メガネ一つですが、それが変わるだけで、その人の自信を取り戻すことができるというのは、とてもやりがいのある仕事だなって改めて思います。
――その感覚って、例えば10年前にお客様を見送っていた時と、今との感覚は違いますか?
私も大人になっていますからね(笑)
昔よりも今の方が、受ける感情の度合いが大きくなっている気がします。続けることができた感謝もありますが、お客様と巡り合えた感謝だったり、喜んでくださる表情に感謝だったり、ブログを読んできてくださった方が2回、3回と来て下さっていろんな話をしたり、お子さんの成長を一緒に話して喜んだりとか、振り返りながら見送ると、心の奥が熱くなりますね。
――宮さん自身は、10年前と比べて何か変わりましたか?
ますます後ろを向かない女になったかもしれません(笑)
――昔はそんなに後ろを向いていたんですか?
落ち込んだりとかはそれなりにしてきたと思うんですけど、今は本当に前しか向かないというよりも、前しか向けない状態になっていると思います。
――なるほど。私の印象だと、10年前の宮さんは周りからお世話されているという感じがすごくあったのですが、今の宮さんは前に立ってみんなを引っ張っているように見えます
それは嬉しいお言葉です。
確かに周りの人によくしていただいたなと思っていて、今度は自分が還元できるようにならないとダメだよねという風にはすごく思いますし、だからこそ感謝の気持ちを忘れずに行こうというのはずっとありますね。
――こういう自分の変化って、自覚しづらいものですか?
しづらいものですね。ただその方々とはずっと縁が続いているので、自分にできることは何かないのかなというのは常にありますよね。だからみなさんと仲がいいですし、もう10年以上の付き合いになっていることがほとんどですし。
――その縁が続く人と、続かない人たちの差ってなんだと思いますか?
多分気力だと思いますね。お互いの。
継続していくというのは、波長がちょうど合うんだと思います。自分のビジネスも続けていく中でも、関係を続けていくということは、お互いにいい波長が続いているんだと思いますね。
――いい波長が続くというのは、話しやすいということですか?
もともと波長が合うから一緒にいるんだと思うんですよね。ですが、人ってメンタルのリズムもあるので変わっていきます。変わっていく中でも、その関係性が保たれているということは、何かがずっと続いているんだと思うんですよね。
だからお互いに「ありがとう」の気持ちでずっと続けられているってことじゃないのかなと思っています。
――なるほど。でも宮さんが続けたいなと思う相手ってどういう人ですか?
私は面白い人が好き。とても癒されます。

例えば共通の知り合いの占い師のTさんとは何度も一緒にイベントをさせてもらっていますけど、ご本人はとてもとても面白い方じゃないですか。一緒にいるとげらげら笑わせてくれますし、癒されますし、また会いたくなります。それに頑張っている人だから、尊敬しています。
尊敬している人に、「あなた頑張っているじゃない」と言われると嬉しい気持ちになるので頑張れて、また会いに行きたいと思いますよね。私たちも、そこからのご縁ですよね^^
――では最後の質問です。10年スパンでもいいんですけど、この先はどんな風に変わっていきたいと思っていますか?
意識しすぎない方がエネルギーが出るタイプというのが、この10年で証明されています。ですので、この先も、意識をせずに変化を楽しみたいと思っています。
――ということは、どんなふうに変わっているか想像ができないということですか?
想像もできないわけではないですが、年齢的にお世話になっている人ではなくて、お世話をする人になっていかなくちゃなとは思っていますね。
これまでは人に頼ってきましたが、頼られる側になって、その相手に「大丈夫よ」とエールを送れるような存在になれたらいいですよね。
――え? でもそこはもう、できているように見えていますよ
本当ですか?
じゃあ、もっともっとそういう人になりたいです。今まで私がやってもらったことを、やれる人になっていきたい、それが今の私の希望です。



