第19回インタビュー:MyaMyaを訪れるお客様たち

――今回はMyaMyaに来られるお客様にフォーカスをしたいなと思っています。宮さんから見て、似合うメガネ診断を受ける人はどういう性格の人が多いですか?

性格というか、「本格的」なんじゃないのかなと思っています。サロンにいらっしゃるということは、本当のことを知りたいんだろうなと思うんですよ。

――本当のことというのは「メガネの本当のこと」ということですか?

そうそう。「似合う」の本当を知りたい人だと思うんですね。

メガネって選ぶときに自分では顔が見えないので、誰かに聞かないと客観視できないじゃないですか。ですが、誰に聞けばいいのかで迷いますよね。信頼できる人に聞きたい、適当は嫌なのだと思いますね。

お洋服を選ぶときに店員さんが来て、「それいいですねー」って言ってくれるじゃないですか。でもそう言われて、似合っているか似合っていないかを自分で判断できますよね。鏡を見ながら、店員さんと話しながら決めることができます。

ですがメガネの場合は、私の感触ですけど、店員さんの言葉を信用していない気がするんです。アドバイスされていても、半分ぐらいは「本当にこれで大丈夫なの?」という不安の要素の方が多いから、「似合っている」と言われても、「本当に?」ってなってしまうんです。

――それって、メガネの場合だと自分の中の判断軸もあいまいだからですか?

そうです。メガネって出来上がった状態が想像できないというのと、自分で似合わないと感じるメガネを似合うと言われると納得ができない気持ちになりますよね。

そして納得がいっていなかったとしても、誰のせいにもできないじゃない。だからこそ、本当に似合うっていうところを教えてほしいと思って、期待して来てくれている気がしますね。

――確かに宮さんだと、似合わないものを似合いますよとは言わないですよね

そうですね。サロンに来る人の多くは「どのメガネも似合いますよ」と店員さんに言われてしまうと、分からなくなるということも言っていました。

私の場合は、「これは似合っていませんね」とは言いませんが、その方の持ち味と調和しないなと感じたら、「何か違うからやめておきましょう」と伝えています。この言葉のニュアンスが、毎回悩むところではあるんですけどね。

似合う、似合わないというのは、ある程度ベースがあるので、プロとしてそういったメガネは初めから出してはいませんし。

――私も宮さんの似合うメガネ診断を受けましたが、確かに初めから一定数のメガネを選んでから机の上に並べていましたよね

そうですね。その時点である程度は選んでいますが、調和しないなと感じるものもあるので、その時は「これはやめておきましょうか」とお伝えしています。

話がそれましたね。似合うメガネ診断を受ける人の性格ですが、本当のことを知りたいという思いを聞いてみると、繊細な方が多いと思っています。

ナイーブな性格だから、外で他の店員さんにこういう思いを持っていて、こういうものが欲しいということを、ちゃんと伝えられない。けれど、お洒落をしたいという気持ちはある。そういった方が、ここにいらっしゃっている気がします。

だから最初の一本目はカラフルなメガネというよりシンプルなデザインを選ぶ傾向があるかなぁ。

――確かに一本目からはそうですね。ですが、何度も通って複数本持つようになると変わりそうですね

そうそう。慣れてきたらという感じです。

――でもそういう方たちが来て、帰っていく頃には性格が変わっていたりしますか?

明るくなっている人が多いと思うな。みんなここに来る時は、暗い顔をしているんです。メガネが似合わないと思って来ているので、外見的なところでいうと自信がないという人も多いのが特徴ですね。

――実際に宮さんの前で「私、メガネ似合わないんですよね」って言われる方もいるんですよね?

たくさんいらっしゃいますよ。ですが、メガネが似合わないというのは、ご自身の勝手な解釈なんです。

その方が鏡で見て、外見的に似合わないと感じているということは、そのメガネがその方と調和していないだけということです。なので私は、調和するポイントを探して似合うメガネを提案しています。

――そうなんですね

そうなんですよ。だからすごく難しいんです。大人の似合うメガネは。

――納得してもらうには、知ってもらうこともありますよね

そうですそうです。そこが一番大事なところだったりします。カラーセラピーをメニューの中に入れることで、楽しく自分について知ることができます。

――では次に、サロンにはまだ来ていない人で、こういう人に来てほしいというのはありますか?

「私、メガネ似合わないんです」って思っている人に来てほしいです。

私も50代に入ってきて、老眼ってなかなか強敵だなって思うようになりました。老眼って病気ではないので、放置しようと思えば、いくらでも放置できてしまいます。

メガネをかけていると疲れると感じていたり、昔は読書が好きだったのに最近は本を読まなくなったり、最近は気力が出なくなっていたりすることが老眼によるものなのであれば、ぜひ来てほしいですね。

――話は変わるのですが、宮さんが街を歩いていて、こういう人には思わず声をかけたくなるということはありますか?

おしゃれなメガネの外人さんですね。外人さんってお洒落なメガネをかけている人が多いでしょう。そういう方とアイコンタクトを取って、お互いにニコッと笑うということもあるんですよ。そういう時に、英語が話せたらなって思います。

数週間前にオーストラリアに少しの期間行ってきたのですが、その時もお洒落なメガネをかけている人たちとアイコンタクトを取ってニコニコしていて、メガネの力ってすごいなと改めて思いましたね。

――メガネのお洒落度って、やはり海外の方が進んでいますか?

海外の人はメガネをかけている自分に自信を持っていると思うのです。華やかな色のメガネをかけている人、全員が全員というわけではないですけどね。でもやっぱり、黄色やグリーンのメガネをかけるというのは、圧倒的に海外の方の方が上手にかけていますよね。

――その差って、以前日本人は昔からの流れでメガネに対してネガティブな印象があるという話がありましたよね。海外の人は、そういうのがなかったということなのでしょうか?

第15回インタビュー: なぜメガネにネガティブな印象があるのか

いいえ、海外でも昔は「メガネブス」という風潮はありました。でもね、例えば街の風景との調和ってありますよね。日本ってほら、シックじゃないですか。お洒落な街もあるけど、全体的な色の使い方とか。

――日本は白黒茶色ですよね

でも海外だと、そもそも使っている色が違うので、そこでメガネに対する感覚も違うのかなって思いました。メガネで自分を表現をするのはすごく難しいんです。私は、その人の「波長に合わせるメガネ」みたいなところは大切にしていますね。

――波長ですか?

そうそう、ほらハテナになるでしょ。

その人の持っている波動や波長……例えば明るい人の色のイメージの場合は、オレンジも黄色も赤も黄緑も全部「明るい」にくくられるじゃないですか。でもその人が似合うのは全部じゃなくて、どの明るいイメージがちょうど似合うのかというところを見ています。だからといって、その色のメガネになるわけでもないんですよ。ちょっとスピリチュアルな感じですけど。

お客様に、「私って何色が似合うんですか?」と聞かれることもありますが、一言で「赤」といっても、暗い色も明るい色もありますし、ピンクに近いとか、紫に近いとかもありますよね。なので一言でお伝えするのは難しいんです。

ただ波長の合うものをかけると、絶対に似合うんです。

何でこんな話をしたかというと、海外の人も日本人も土台のエネルギーのポジションが違うだけだと思うんですよ。エネルギーが高いとか低いとかではなく、得意なところのベースがね。

――いわゆる国民性みたいなことですか?

うん、だと思いますね。

――日本人がカラフルなメガネをつけこなすのに必要なことってなんだと思いますか?

「自信」だと思います。

――なるほど、最初の話に戻りそうですね。では最後の質問なのですが、似合うメガネ診断を受けてみようかな、でもどうしようかなと迷っている方は、最初にどんなアクションを取ればいいと思いますか?

色んなメガネをかけてみるという体験ですね。

ほら、お洋服も試着して選ぶじゃないですか。メガネも同じです。まずはたくさん試着してみることが大事だと思っています。

――それはどうしてですか?

メガネをかけている自分の顔が脳にインプットされるからです。メガネをかけていない人やコンタクトの人は、自分がメガネをかけている姿に見慣れていないから、メガネ顔に慣れてもらうことが大事なんです。そうすると、だんだん違いが分かるようになってくるんですよ。

違いが分かってきて、メガネに慣れてきて、やっぱり似合うものが欲しいなと思った時に、サロンに来てほしいですね。そうすれば似合うメガネと出会えますよ。 だからまずは多くのメガネに触れて、かけてみてくださいね。