アクセサリーとえば宝石、貴金属のジュエリーのように純粋に美しさを目的とし着飾るものを想像しますが、
アクセサリー(装身具)の定義は「服装をより美しく整えるための付属品」で実用性を備えたベルト、帽子、バッグ、靴、ネクタイ、スカーフ、メガネもアクセサリーに入ります。
アクセサリーの存在は、
はじめは身を守る「魔力」として考えられたり、
支配者階級の身分の高さを示したり、
着飾るというより身を守ったり、表したりする装身具でした。
日本で初めて身分の高さを表したと言われている聖徳太子の冠位十二階は、
冠の色を「徳・仁・礼・信・義・智」の意味にあわせて紫・青・赤・黄・白・黒で表しています。
見た目のチカラはすでに聖徳太子の時代には戦略的に使われていたのです。
先日40代、司法書士の方のメガネをお選び致しました。
キリっと見えるメガネと柔らかく見えるメガネとご提案させていただき、
今までとの顔の変化にご本人はどちらを選ぶか非常に迷われました。
メガネはメガネ人にとって「顔の一部」とも言われるとても重要なポジション。
ただお洒落にコーディネートするだけでなく、
「自分らしさ」を示すものとしてとらえることができると、
もっと大切に扱うことができます。
メガネはあなたのことを表現するがゆえに、あなた自身の営業マンなのです。
司法書士の先生、
八重歯があってにっこりすると優しい笑顔がとても魅力的な方でした。
かれこれ20年ちかく司法書士の仕事をされているとのこと。
キリっとするよりなんでも相談したくなるような、
優しく柔らかくみえることで「ベテラン」という雰囲気が出ました。
結果、かっこよくみえるキリっとなメガネよりも、
優しくとても柔らかい印象の方のメガネを選択されました。
アクセサリーとしてのメガネは、
かけるというより身に纏うというイメージです。
冠位十二階とはならなくても、
立場を表すような雰囲気にすることは可能です。
ただかっこよく魅せるだけでなく、
その立場に合ったメガネを纏い信頼感を作れたら、
必ずやコミュニケーションは変わります。
メガネは顔に選ぶアクセサリーだからこそ、
存在は小さくても伝えるチカラは大きいのです。
お持ちのアクセサリー、意識して纏ってみませんか。