第6回インタビュー:宮キヌヨの内面に迫る

――今回も普段はあまり宮さん自身が話されていないことについて聞いていきたいと思います。まず初めに、宮さんがメガネ以外に興味のあることを教えて下さい
音楽ですね。
私の周りには、ギター、ピアノ、ウクレレ、コーラスなどをする人たちがいるので、自然と音楽に関心が向いています。私自身、子どもの頃は高校2年生までピアノを習っていたというのもあるのかもしれません。
昔からのんびり屋で、ゆっくりペースでピアノを習っていました。ピアノで食べていけるわけではないし、課題の曲も難しくなっていき、部活との両立が難しくなったため辞めました。それでも好きなことではあったので、大人になってからも何をやりたいのかと聞かれると、最近では「音楽に興味があります」と答えています。

そんな中でコロナ禍になり、家で出来る事ということで、色んな人たちが音楽を始めました。私のメガネ業界の友だちも、ウクレレをしています。
メガネのフィッティングの練習会に参加している時に、ピアノを弾ける人はピアノを弾き、ウクレレを持ってきた人はウクレレを奏で、私たちはお茶やワインを飲んで鑑賞するという時間があって、とてもよかったんです。
ここに来ている人たちは同業なので、私と時間の遣い方も似ています。ウクレレはいつ練習しているのかをウクレレチームの3人に聞いたのですが、みんな始業前に練習していると言っていて、私も始めたいと思ったのがきっかけで、ウクレレを買いました。
ただ、今年の年始にウクレレを買ったまま、進展はしていません。ですが三日坊主にはなっていないつもりです(笑)諦めきれない気持ちがまだ残っているので。
――ウクレレで弾きたい曲はありますか?
赤いスイートピーとかですね。
――松田聖子さんの曲なんですね。ジャンルは日本の曲だけですか?
そうですね。自分が弾くとすると、日本の曲になるかと思います。
――さきほど、諦めきれないと言っていましたが、またウクレレにチャレンジしようと考えているんですか?
やりたいなーとは思っていますね。冬休みにウクレレを出して、再チャレンジしている気がします(笑)
――音楽をしている時は、メガネのことは忘れていましたか?
忘れていましたね。
――じゃあ、メガネとは完全に切り離したものが音楽なんですね
うーん、たしかに。音楽をすると切り離せるかもしれません。
――他にも興味のあることはありますか?
ゴルフですね。
決して運動神経がいいわけではないので、上手いというわけではありません。ただ、ゴルフは20代の時に事務所勤めをしていた会社の社員旅行でゴルフに行ったのがきっかけで、今でも時々しています。
といっても、ここ1年は仕事の都合で行けていませんが、ちょうどゴルフの先生に連絡をしたところなので、復活すると思います。続きをいつか話せるように頑張ります。
――話を変えます。宮さんにとって、最近起きた嬉しかったことを教えて下さい
最近起きた嬉しいこと……そうですね。7月に松田聖子さんのライブを見に行ったことですね。
ずっと行きたかったので、博多まで行ってしまいました。
――どれぐらいぶりに行ったんですか?
クリスマスディナーショー以来なので、3年ぶりです。
ライブは前から12列目のアリーナ席です。奮発しました。
これまでは、武道館じゃないとダメと思っていたんですが、それではチケットが当たらないというのが分かったので、今回は武道館、大阪、博多の3か所に応募しました。全て当たったら、全部の会場に行くつもりでいました。
そしたら博多のライブだけが当たったので、博多に1泊で行ってきたんです。博多のライブでは、聖子ちゃんが福岡の久留米出身なので久留米弁を話すんですよ。
――それは、中々想像できないですね
でしょー!そこが面白いですよね。
聖子ちゃんのライブを見ながら、リアルなライプっていいなと思いました。台本にないことが起きて、その時の感覚で動くのがまた面白いわけですよね。
――それはそうかもしれません。でも、宮さんっていつも、スケジュールが詰まっていますよね。どうしていたんですか?
そこはもう応募した時点で、手帳に当たるかもしれないと書き込んで、他の予定を入れないようにしていました(笑)
――では次に、最近起きた悲しいことを教えていただけますか?
悲しいことですか…最近ではないのですが、私の中ではまだ最近の感覚で…2月に祖母が他界したので、それは本当にとっても悲しいことでした。高校生まで祖母とは一緒に住んでいたというのもありますし。
――おばあちゃんこだったんですか?
はい。おばあちゃんこでした。
祖母が亡くなった時、私は仕事の都合がつかなくて葬儀に行けなかったということもあり、とても苦しい想いをしました。なぜこのタイミングで亡くなったのか、と。
ただ、その翌月は、元から私が実家に帰る予定になっていたので帰ったのですが、その時がちょうど祖母の49日だったんです。そのときに、祖母は私に49日に来てほしかったんだなということを理解し、自分の中で気持ち的に落ち着くことができました。

――おばあさまとのことで、印象に残っていることはありますか?
私がいつも夏に実家に帰ると、祖母と2人でお蕎麦を食べに行っていたことでしょうか。
初めは2人だったのが、そのうち叔母が加わるようになり3人で食べるのが習慣になっていました。
――お蕎麦を食べている時は、どういう話をされるんですか?
どういう話をするんでしょう。おばあちゃんとの会話って、何でもない会話です。仕事とか家族とか、そういう何気ない話をしていました。
――今年の夏はどうされたんですか?
今年の夏は、両親と行きました。いつもはおばあちゃんとお蕎麦を食べていたなと、思い出しながら食べましたね。

――ではこれからは、両親と行くのが習慣になるのでしょうか?
どうでしょう。いつも行っているお蕎麦屋さんなので、毎年行くのは変わらないと思いますが。ですが、叔母と2人で行くことになるかもしれません。今回はたまたま両親と行きましたが。
――叔母さんとは仲が良いんですか?
仲がいいですよ。叔母というよりも、お姉ちゃんに近い感覚です。
――では、また話を変えますね。宮さんから見て、宮さんはどういう人ですか?
変な人(笑)
変な人だと思います。あとはチャレンジャーですよね。
チャレンジをすると、たくさんエネルギーを使いますし、頭も使うから疲弊するんですが、その疲弊を忘れた頃にもう一度チャレンジをしようと言う気持ちが沸いてくるんです。チャレンジをすると楽しいことも沢山あるので、その感覚が私の中に強く残るからだと思います。
――一番初めにチャレンジをしたことって何ですか?
一番初めはやはり、起業じゃないかな。
――では最近の一番のチャレンジは何ですか?
最近のチャレンジは、「解放の華」プロジェクトと美塾の「3分メイク」ですね。
――「解放の華」プロジェクトはFacebookにも載せていましたね。何だろうと思っていました。どういうものなんですか?
「解放の華」プロジェクトは、○○からの解放をテーマにしています。この「〇〇」の部分を、セッションで一緒に考えます。離れられない何かから一瞬だけ離れる、その体験をして欲しいと思いました。
それと花をセットにしています。なぜ花なのかというと、そういったお話が出てきた時に、花にはそういう気持ちにさせる何かがあるんじゃないかと思ったんです。
――これはメガネに繋がっていますか?
「メガネ」というより、次の私のステージが生まれるのに役立っている気がします。私も実際にしましたが、とんでもないエネルギーが入ってくるのを感じました。
――宮さんの「〇〇」は何だったんですか?
メガネ。
――ここがメガネなんですね!だから、あの写真の中で宮さんはメガネを外していたんですね
そうなんです。
メガネを外すのはとても恥ずかしかったので、目は開けられませんでしたが。

人前でメガネを外すのは、私にとってはすごく勇気のいることなので。
――もうメガネが身体の一部になっているからですか?
そうなんですよ。そういう意味でも、人前で絶対にメガネをかけていなきゃいけないという考えから、一瞬だけでも解放してあげても良いかなと思いました。
メガネをかける理由って、様々あると思います。それに、見えないから、近視だからメガネをかけているけど、反対に近視じゃない人はメガネをずっとかけていてはいけないの?という思いもありました。
こういう仕事をしていると、「宮さんって目が悪くないんですか?」と、何度も聞かれたことがあります。実際、メガネを外しても見えることは見えます。ですが、私はメガネをかけていないとピントが合わないため、メガネをかけないと疲れてしまうんです。
だから、伊達メガネではありません。これは専門的なメガネのかけ方なので、説明するのがすごく難しいところがあります。
それを知らない人からすると、「仕事だから伊達メガネをかけているんでしょ?」と言ってくる人もいるんですよね。
――そういうことを言ってくる人もいるんですね
いますいます。
今は老眼も入ってきているので年齢的にも言われなくなりましたが、若い時は結構言われて、そういうのが苦しい時もありました。
だからそういうのも含めて、一回外すと、すごい開放感があるんじゃないかなって思って、外してあげました。
――そこで見えたものはありましたか?
頑張って来たねという思いが溢れましたね。
――これからは、他の誰かにやってもらうと思うんですけど、その人たちには何を得てほしいですか?
新しいエネルギー。
生まれ変わっていく自分とかですね。
――では最後の質問です。宮さんが思う自分の足りないところは何ですか?
鍛錬ですね。
根気はありますが、練習する気持ちとか、そういうのは苦手です。最初にも話した楽器とかゴルフとかもそうですね。これは昔から変わらないです。
――それをもし克服出来たら、どういう風に変われると思いますか?
欲しいものを手に入れるスピードが上がります。
やめないんですよ、私。ただ、練習やそれについてさらに深く調べるということが苦手なので、普段から練習を出来るようになると、より深く、より早くなると思います。
――そこは克服しようというよりは、付き合っていこうという気持ちなんですか?
もうちょっとさぁとか、自分の中でそういう会話が起きることがあります。ただ、仕事と分けたいというのもあると思います。がっちりしてしまうと、仕事っぽくなってしまうので、その塩梅が難しい。ですが、もうちょっとは頑張りたいなという気持ちもありますね(笑)
――今回は以上です。ありがとうございました
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